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【保存版】洗車しすぎは逆効果?ボディを傷めない正しい洗車頻度とプロが教える長持ち術2025.10.17

日本人は“洗車しすぎ”!?

みなさん、こんにちは。
突然ですが──あなたのクルマ、どれくらいの頻度で洗ってますか?

週1回? 月に2回? それとも「汚れてきたな」と思ったらすぐに?

実はこれ、日本では「洗車しすぎ」が当たり前なんです。
外国人観光客が日本を訪れると、口をそろえてこう言うそうです。

「日本のクルマって、どれもピカピカだね!」

確かに休日に洗車場へ行くと、行列ができていることも珍しくありません。
でも、実はこの“マメな洗車”が、クルマの塗装やボディの寿命を縮めていることもあるんです。

「え? 洗ってるのにダメなの?」と思う方、けっこう多いはず。
ということで今回は、
「洗車のやりすぎは本当に良くないのか?」
そして、**「プロがすすめる正しい洗車の頻度」**を、分かりやすく紹介します。


第1章:洗車のしすぎは逆効果!? 意外と知らない3つの落とし穴

① 機械洗車で“細かいキズ”が増えていく

まず真っ先に挙げたいのが、ガソリンスタンドなどにある機械洗車
確かに手軽で、短時間でピカピカになりますよね。
でも実は、このブラシ式洗車機がボディの天敵でもあります。

ブラシが高速回転しながらボディをこすり上げることで、目に見えない無数の小キズが生まれます。
特に黒や濃紺の車は、光の当たり方で円状の“スパイダーマーク”が浮き上がって見えるようになります。

「ちゃんと洗ってるのにツヤがなくなってきた…」

そう感じたら、それは“洗いすぎ”が原因かもしれません。


② 水洗いしすぎで「常に湿ってる」状態に

意外と知られていませんが、クルマのボディから水分が完全に抜けるまでには2〜3日かかるんです。
晴れの日でも、ボディの細かい隙間や合わせ目には水が残ります。

もしあなたが「3日に1回」のペースで洗車していたら、
実は常にクルマのどこかが湿ったままということに。

この状態が続くと、ボディ内部の金属部分でサビが進行したり、
水分に付着した汚れが固まって水垢やコケができやすくなります。

「いつもきれいにしてるのに、なんかくすんで見える」
──そんな方は、もしかすると“洗いすぎサイクル”にハマっているのかもしれません。


③ 擦るたびに増える“磨きキズ”

屋外で洗車すると、風に乗って砂やホコリ、鉄粉が飛んできます。
その状態でボディをスポンジやタオルで擦ると…どうなるでしょう?

そう、まるで“紙やすり”でこすっているのと同じ。
カーシャンプーを使っても、すすぎや拭き上げ時にはシャンプーの滑り効果が消えるので、
そこでキズがつきやすいんです。

とくに黒系の車はこの影響を受けやすく、
「なんか白ボケしてきた」と感じるようになります。


第2章:筆者も経験!洗車のやりすぎで艶がなくなった話

実は筆者自身も、かつて“洗いすぎ”で失敗しました。

以前乗っていた黒いセダン、埃が少しでも付くと目立つからと、
週2回ペースでせっせと洗っていたんです。

ところが数年後、ボディ全体が白くくすんだツヤのない状態に。
専門の磨き屋さんに見てもらうと、
「これは洗車のやりすぎですね。細かいキズが塗装を痛めてます」
とのことでした。

プロはポリッシャーで均一に磨けるけれど、
素人が何度もスポンジで触ると、結果的に塗装を摩耗させてしまうそうです。

つまり──「洗う=きれい」ではなく、「洗い方次第で汚くなる」こともあるんです。


第3章:「洗車はなるべくしないほうがいい」の本当の意味

最近、「洗車はあまりしないほうがいい」という意見を見かけます。
これ、聞き方によっては誤解されがちなんですが、
実は**“条件付き”で正しい考え方**なんです。

それはずばり──
**「プロのコーティングが施されていること」**が前提条件。

コーティング施工車は、ボディが強固な保護膜で覆われています。
この膜が汚れや紫外線、酸性雨から塗装を守ってくれるので、
頻繁な洗車が不要になるというわけです。

逆に、コーティングなしで放置していると、
汚れが塗装に直接ダメージを与えます。

つまり「洗車をしない」ではなく、
コーティングで守られているから頻繁に洗う必要がない」ということなんです。


第4章:正しい洗車タイミングは「汚れ」ではなく「コーティングの劣化」

多くの人は、見た目で「そろそろ洗うか」と判断していると思います。
でも、プロの視点ではそれよりも大事なのが「保護膜の寿命」。

下の表を見てください。

コーティング・ワックスの種類効果持続期間特徴
市販ワックス約1ヶ月ツヤ出し効果は高いが耐久性は低い
ポリマー系コーティング約3〜6ヶ月水弾きが良くツヤ長持ち
ガラス系コーティング約1〜5年高耐久で撥水・防汚性に優れる

つまり、ワックスを使っている場合は月1回、
ガラス系コーティングをしているなら半年〜1年単位でOKなんです。


第5章:プロが教える「年に数回でOKな洗車のやり方」

筆者が実践している洗車スタイルはシンプル。

「めったにやらないけど、やるときは徹底的に!」

これが一番、愛車を長持ちさせます。

✅ 理想的な洗車条件

  • 曇りの日または日差しの弱い時間帯
  • 風が弱い(砂埃が飛ばない)
  • 洗車後にきちんと乾燥させられる環境

✅ プロ直伝の洗車手順

  1. まず高圧洗浄で砂を落とす
  2. 上から下へ順番に洗う(逆はNG)
  3. ドアハンドルやミラー根元もブラシで細部洗浄
  4. マイクロファイバークロスで“拭き取る”ではなく“押さえる”
  5. 仕上げに簡易コーティング剤でツヤ保護

たとえこれを年3〜4回しかやらなくても、
しっかりコーティング管理していればボディは驚くほどキレイなままです。


第6章:地域で違う!洗車頻度の目安一覧

日本は地域によって汚れ方が全然違います。
以下の表は、環境別の「おすすめ洗車頻度」です。

地域特徴洗車頻度の目安
海沿い(潮風地域)塩害でサビやすい1〜2週間に1回の軽洗車+月1のワックス
雪国(融雪剤使用)塩化カルシウムで下回りが腐食しやすい冬場はこまめに下回り洗浄
都市部(排気ガス多)油膜・煤汚れが多い2〜3週間に1回
屋内保管車・内陸部比較的汚れにくい2〜3ヶ月に1回でもOK

特に秋田や東北のような雪国では、
冬のあとは融雪剤による塩分を落とす高圧洗車が必須です。
これをサボると、春には下回りがサビだらけ…ということにもなりかねません。


第7章:洗車よりも大切なのは「守る」メンテナンス

結局のところ、洗車の目的は「汚れを落とすこと」ではなく「ボディを守ること」。

洗っても保護膜がなければ、すぐ汚れます。
でも、コーティングやワックスがあれば、汚れにくく長持ちする。
ここが大きな違いなんです。

最近はホームセンターやネットでも、
スプレー式や拭き取り式の簡易コーティング剤が人気。

例を挙げると──

  • ガラス系コート(SiO₂配合)
  • フッ素系撥水コート
  • セラミックコーティング(高耐久・プロ仕様)

これらを使えば、洗車の手間も減り、ピカピカが続きます。


第8章:洗車を“減らす工夫”も大切!

「洗車の頻度を減らしたいけど、汚れが気になる…」という方におすすめなのがこちら。

✅ 屋根付き駐車場にする

直射日光や雨、花粉、黄砂を防ぐだけで汚れ方が全然違います。

✅ ボディカバーを活用

埃や鳥のフン、樹液から守ってくれる心強い味方。

✅ 雨上がり後の“簡易メンテ”

水滴が残った状態で放置すると水垢ができるので、
サッと拭き取るだけでもキレイを維持できます。


第9章:やっぱりやってはいけない!NG洗車習慣

最後に、やってはいけない“NG洗車習慣”も紹介しておきましょう。

NG行為理由
直射日光の下で洗車水滴が焼き付きウォータースポットになる
乾いた布で拭くキズの原因に
風の強い日に洗う砂埃で塗装を傷つける
毎回機械洗車ブラシの摩擦で塗装を痛める

洗車は「やり方次第」でクルマを守ることも、傷つけることもできます。


第10章:結論 〜 洗車の正解は「回数より質」!

ここまでの内容をまとめると、
洗車の正しい考え方はこうなります。

✅ 洗車のしすぎはボディを傷める
✅ コーティング施工車なら回数を減らしてOK
✅ 見た目よりも保護膜の寿命で洗車タイミングを判断
✅ 年数回の“徹底洗車”で十分
✅ 地域環境に合わせた頻度が大事

つまり、「洗車はなるべくしないほうがいい」というのは、
むやみに触らないことでボディを守る”という意味なんです。


おわりに:触らない美しさ、はじめませんか?

愛車の美しさって、オーナーの性格を映す鏡みたいなものですよね。
でも、ピカピカを維持するには「洗う」より「守る」が大事。

洗車をがんばるより、
・コーティングをして
・汚れにくい環境をつくり
・丁寧に扱う

そのほうが結果的に艶も輝きも長持ちします。

もし今、あなたが週1で洗っているなら──
次の週末は“あえて洗わない”という選択をしてみてください。
きっと愛車の塗装が「ありがとう」と言ってくれるはずです。



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