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【新車購入】純正カーナビは本当に必要?30万円の価値と後付け・スマホ連携を徹底比較!2025.07.29
新車購入時、多くの人が悩むのがオプション選び、特にカーナビです。「純正カーナビにするべきか、それとも後付けやスマホで十分なのか?」と、誰もが一度は頭を抱えるのではないでしょうか。高価な純正カーナビに本当に30万円の価値はあるのか、その意義と、後付けカーナビやスマートフォン連携との比較を通じて、あなたのカーナビ選びをサポートします。
カーライフに不可欠なカーナビ、しかし高額な純正品に疑問符?
現代のカーライフにおいて、カーナビはもはや必需品と言えるでしょう。ルート案内はもちろんのこと、到着時間の予測までしてくれるため、多くのドライバーが日常的に活用しています。しかし、メーカーオプションやディーラーオプションとして提供される純正カーナビは、その価格の高さが常に議論の的となります。
先日発売されたダイハツの新型軽「ムーヴ」を例にとると、車両本体価格が税込135万円〜189万円と、200万円超えも珍しくない昨今の軽自動車の中では圧倒的な低価格を実現しています。しかし、ディーラーオプションのカーナビを装着しようとすると、エントリーモデルの7インチで約15万円から、7インチワイドモデルでは約18万円から。さらに10インチモデルに至っては、約35万円にも跳ね上がります。これは車両本体価格の約10%を占めるほどの高額な出費です。
一方で、メーカーオプションで用意されているスマホ連携ディスプレイオーディオならば、6.8インチサイズで約7万円、9インチモデルでも約12.6万円と、純正カーナビの3分の1程度の費用で済ませることが可能です。
「ディスプレイオーディオもない場合はどうするの?」と思う方もいるかもしれません。ルート案内が必要な時は、小さなスマートフォンの画面でルートを確認することになります。運転中には少々見づらさを感じるかもしれませんが、ルート案内自体に困ることはありません。そのため、「ディスプレイオーディオさえ不要で、スマホだけで十分」と考える人も少なくないのが現状です。
純正カーナビを選ぶメリットとは?インテリアとの調和、長期保証、そして下取りの有利さ
高額にもかかわらず、現在でも多くのドライバーが純正カーナビを選択しています。ある自動車保険会社の調査によると、カーナビの装着率は約7割に上り、その半数が純正カーナビを装着していると回答しているのです。なぜ、これほどまでに純正カーナビが選ばれるのでしょうか?
1. インテリアとの完璧な「おさまり」
純正カーナビは、車両製造の過程で組み込まれるため、最初から車のデザインの一部として設計されています。そのため、ディスプレイがインパネに完璧にフィットし、まるで最初からそこにあったかのような美しい一体感を生み出します。購入後の満足感が高く、インテリアとしての**「おさまり」の良さ**は、後付けカーナビではなかなか得られないメリットと言えるでしょう。
また、昨今の車両では、エアコンやオーディオ、リアビューモニター、その他の車両設定まで、ほぼすべてのコントロールをディスプレイで行う車が増えています。純正カーナビであれば、これらの多様な機能をディスプレイを通して直感的に操作できるため、運転中の利便性も向上します。
2. 長めの保証期間と安心感
純正カーナビは、車両の保証期間と同等かそれに準ずる2~3年程度の長期保証が付いていることが一般的です。万が一故障した場合でも、無償で修理してもらえるという安心感は、高価な買い物だからこそ重要視されるポイントです。後付けカーナビの場合、製品自体の保証期間はあっても、取り付けに関する保証は別途となることが多く、この点でも純正の安心感は際立ちます。
3. 下取り時の評価向上
中古車として車を下取りに出す際、純正カーナビが装着されていることはプラスに働くことが多いと言われています。社外品のカーナビに比べて、純正品は車の価値を維持しやすい傾向にあります。将来的に車の買い替えを検討している場合、この下取り時の有利さは無視できない要素となるでしょう。
4. 新車契約時しか選べないメーカーオプション
メーカーオプションのカーナビは、新車契約時にしか装備することができません。購入後に「やっぱりカーナビが欲しい」と思っても、後から追加することは不可能です。そのため、「後で後悔しないように」と、迷いつつも結局は高額な純正カーナビを選択するユーザーが多いのが実情です。
今後のカーナビのあり方は変わる?ディスプレイオーディオとスマホ連携が主流に?
純正カーナビには確かに魅力的なメリットがありますが、一方でその高額な価格設定は多くのユーザーにとって大きなハードルとなっています。車両設定の表示やコントロールするインターフェースとしてであれば、正直なところ、ディスプレイオーディオがあれば十分事足りるケースが増えています。
実際、昨今の新型車では、ディスプレイオーディオが標準搭載されている例も少なくありません。ルート案内をあまり使用しない人や、スマートフォンのナビアプリで十分と考える人にとっては、あえて30万円もする純正カーナビを装備しなくても、ディスプレイオーディオとスマホ連携で事足りるのです。
自動車メーカーの中には、「純正カーナビを廃止し、スマートフォンとディスプレイオーディオの組み合わせに統一してコストを抑えたい」という考えもあるようです。しかし、現状ではそれが難しい事情もいくつか存在します。
1. スマホ非所有者・不慣れなユーザーの存在
スマートフォンを所有していない、あるいはうまく使いこなせないユーザーも少数ながら存在します。これらのユーザーにとって、スマートフォン連携前提のシステムは利便性に欠ける可能性があります。
2. 「メーカー純正」への高い信頼と需要
「高額でも良いから、メーカー純正のカーナビが欲しい」というユーザーが一定数存在します。彼らにとって、メーカー純正品が持つ安心感や品質への信頼は非常に大きいのです。
3. ディスプレイオーディオさえ不要と考えるユーザー
一方で、「とにかくコストを抑えたいから、ディスプレイオーディオさえ不要」と考えるユーザーもいます。このように、ユーザーのニーズが多様化しているため、メーカーとしてはどの層に合わせた舵取りをするべきか判断が難しいのが現状です。
現在はまだ過渡期であり、さまざまなユーザーの要望に応えるために、多様な選択肢が提供されています。しかし、近い将来、スマートフォン接続を前提としたカーナビのあり方に変化していく可能性は十分に考えられます。
まとめ:あなたのカーライフに最適なカーナビの選び方
| 特徴 / 選択肢 | 純正カーナビ | 後付けカーナビ | スマホ連携ディスプレイオーディオ + スマホナビ |
| 価格 | 高価(15万円〜35万円以上) | 中程度(数万円〜20万円程度) | 比較的安価(ディスプレイオーディオ本体:7万円〜13万円程度、スマホは既存利用) |
| デザイン・一体感 | 高い(車両デザインに統合) | やや劣る(後付け感が出る場合も) | 高い(ディスプレイオーディオは車両デザインに統合) |
| 機能性 | 車両情報連携、多彩な操作、高機能 | ナビ機能中心、機種による | ナビ機能はスマホに依存、多彩なアプリ利用可 |
| 保証 | 長期(2〜3年程度、車両保証に準ずる) | 製品保証(メーカーによる)、取り付けは別途 | ディスプレイオーディオ本体の保証(1年程度)、スマホはキャリア保証 |
| 下取り | 有利に働くことが多い | あまり影響しないか、場合によってはマイナスも | あまり影響しない |
| 取り付け | 新車時のみ(メーカーオプション) | 後から取り付け可能 | 新車時または後付け(ディスプレイオーディオ) |
| 最新情報 | 更新頻度は機種による | 更新頻度は機種による | 常に最新の地図情報(スマホアプリ) |
純正カーナビは、その高い価格に見合うだけのメリット、特にインテリアとの一体感、長期保証、そして下取り時の有利さといった点で魅力的です。特に「新車時の満足感を重視したい」「将来の買い替えも考慮したい」「安心感を最優先したい」と考える方には、依然として有力な選択肢となるでしょう。
しかし、もしあなたが「ルート案内ができれば十分」「スマホの操作に慣れている」「コストをできるだけ抑えたい」と考えているのであれば、スマホ連携ディスプレイオーディオとスマートフォンのナビアプリの組み合わせが、最もコストパフォーマンスの高い選択肢となるかもしれません。
最終的に、どのカーナビを選ぶかは、あなたのカーライフにおける優先順位と予算によって大きく異なります。この記事が、あなたの賢いカーナビ選びの一助となれば幸いです。
新車購入のタイミングで、カーナビについて他に気になることはありますか? 例えば、特定メーカーのカーナビについて詳しく知りたい、後付けカーナビのおすすめモデルを知りたいなど、お気軽にご質問ください。








