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【完全解説】エンジンオイルフィルターの重要性!あなたの愛車の「腎臓」を守る秘密とは?2025.07.25

エンジンオイルフィルターとは?なぜ交換が必要なの?

車の心臓部であるエンジンを常に最高の状態に保つためには、エンジンオイルの役割が不可欠です。しかし、エンジンオイルには、人間の体でいう血液の役割だけでなく、「清浄分散」という重要な役割があることをご存じでしょうか?この「清浄分散」とは、エンジン内で発生する燃焼による不純物やスラッジなどをオイル内に取り込み、分散させることでエンジンが故障したり不調になったりするのを防ぐ働きを指します。

しかし、不純物が含まれたままのオイルがエンジン内を循環し続けるのは、決して好ましい状況ではありません。そこで登場するのが、今回の主役であるエンジンオイルフィルターです。エンジンオイルフィルターは、まさに人間の腎臓のように、エンジンオイル中の不純物をろ過し、きれいなオイルだけをエンジン内部に循環させる重要な役割を担っています。

エンジンオイルフィルターの5つの役割と交換頻度

エンジンオイルが持つ「潤滑」「密封」「冷却」「清浄分散」「防錆防食」という5つの役割を最大限に引き出すためには、エンジンオイルフィルターの存在が欠かせません。このフィルターが目詰まりを起こすと、せっかくのエンジンオイルの清浄分散能力が低下し、不純物がエンジン内部に循環してしまうリスクが高まります。

では、どのくらいの頻度でエンジンオイルフィルターを交換すれば良いのでしょうか?一般的には、エンジンオイル交換2回につき1回の頻度での交換が推奨されています。これは、オイルフィルターでろ過できる不純物の量に限界があり、目詰まりを起こして機能が損なわれないようにするためです。

なぜ交換を怠ってはいけないのか?リリーフバルブの落とし穴

「少しぐらい交換をサボっても大丈夫だろう」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは非常に危険な行為です。もしオイルフィルターの交換を怠り、完全にフィルターが目詰まりしてしまうと、オイルがスムーズに流れなくなり、循環不良を引き起こす可能性があります。

このような事態を防ぐため、エンジンオイルフィルターには「リリーフバルブ」という安全装置が備わっています。これは、オイルがフィルターをスムーズに流れなくなったときに、リリーフバルブ側からオイルを流すことで流量を確保するためのものです。

しかし、リリーフバルブが開いてしまうということは、オイルがフィルターを経由せずにそのままエンジンへ流れることを意味します。つまり、不純物が含まれたオイルがエンジン内部を循環してしまうため、エンジンにとってはどちらにしても好ましくない状態なのです。最悪の場合、エンジンの故障につながる可能性も否定できません。

オイルフィルターの種類と選び方:純正品がやっぱり安心?

いざエンジンオイルフィルターを選ぼうとすると、その種類の多さに驚くかもしれません。安いものから高価なものまで、さまざまな製品が市場に出回っています。

高級なオイルフィルターには、以下のような付加価値を持つものがあります。

  • より集塵能力の高いフィルター: 微細な不純物まで確実に捕らえることができます。
  • 抵抗の少ない設計: オイルの流れをスムーズにし、エンジンの負担を軽減します。
  • マグネットの使用: 金属摩耗粉を強力に吸着し、エンジン内部をさらにクリーンに保ちます。

これらの高性能フィルターは、エンジンの保護性能をさらに高めたい方には魅力的な選択肢となるでしょう。

一方で、あまりに安価なオイルフィルターの中には、フィルター性能が純正品以下であるものも存在します。安さだけで選んでしまうと、かえってエンジンの寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。

では、どのオイルフィルターを選べば良いか迷った場合はどうすれば良いでしょうか?最も間違いない選択は、メーカー純正品を選ぶことです。メーカー純正品は、その車のエンジンに最適な性能を持つように設計されており、安心して使用することができます。

エンジンオイルフィルター交換はDIY?それともプロに任せる?

エンジンオイルフィルターの交換は、比較的簡単な作業に見えますが、いくつか注意点があります。

DIYで交換する場合のメリットとデメリット:

  • メリット:
    • 費用を抑えることができる。
    • 自分の手で車のメンテナンスを行う満足感がある。
  • デメリット:
    • 専用工具が必要になる場合がある。
    • オイル漏れや部品の破損のリスクがある。
    • 廃油の処理に困る場合がある。

プロに任せる場合(ディーラーやカー用品店など)のメリットとデメリット:

  • メリット:
    • 確実で安全な作業が期待できる。
    • 万が一のトラブルにも対応してもらえる。
    • 廃油処理の手間がない。
    • 他の点検も同時に行ってもらえる場合がある。
  • デメリット:
    • DIYに比べて費用がかかる。

ご自身の知識や経験、工具の有無、そして時間的な余裕などを考慮して、どちらの方法を選ぶか検討しましょう。自信がない場合は、迷わずプロに任せることを強くお勧めします。

まとめ:エンジンオイルフィルターはあなたの愛車を守る縁の下の力持ち

エンジンオイルフィルターは、普段あまり意識することのない部品かもしれませんが、その役割は計り知れません。人間の腎臓が体を健康に保つために重要なように、エンジンオイルフィルターは、あなたの愛車のエンジンをクリーンに保ち、長寿命化させるための「縁の下の力持ち」なのです。

定期的なエンジンオイル交換と合わせて、エンジンオイルフィルターも推奨頻度で確実に交換することで、あなたの愛車は常に最高のパフォーマンスを発揮し続けることができるでしょう。

もし、この記事を読んでエンジンオイルフィルターの重要性について改めて認識できたなら、ぜひ次回のオイル交換時にはフィルターの交換も検討してみてください。そして、愛車の健康維持のために、最適なオイルフィルターを選び、適切なメンテナンスを心がけましょう。



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