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【注意喚起】ETCカードを挿しっぱなしにすると危険!知らないと損する「5つのリスク」と正しい使い方2025.07.15
はじめに:そのままは危険!ETCカード「挿しっぱなし」は思わぬトラブルのもと
高速道路を利用する際に便利な「ETC(Electronic Toll Collection System)」は、スムーズな通行と料金支払いを可能にしてくれる非常に便利な仕組みです。今やクルマを所有する多くの人がETC車載器とETCカードを利用しており、「当たり前の装備」として浸透しています。
しかし、そんなETCに潜む“意外な落とし穴”をご存じでしょうか?
それは、ETCカードを車載器に挿しっぱなしにしてしまうこと。
この記事では、
- ETCカードを挿しっぱなしにすることで起こる具体的なリスク
- カードの破損・盗難・補償外のトラブル事例
- 安全・確実なETCカードの使い方
について徹底解説します。
これを読めば、**「ある日突然、ETCが使えない」**という悲劇を防げるはずです。
【第1章】ETCカードを挿しっぱなしにする人が急増中!その理由とは?
まずは、多くの人がETCカードを挿しっぱなしにしてしまう理由を確認しましょう。
◆よくある理由
- 抜き差しが面倒だから
- 高速を頻繁に使うから
- 忘れる心配があるから
- 車載器の存在を意識していないから
日常的に高速道路を使うドライバーはもちろん、あまり使わない人でも「入れたままでいいか」と油断してしまいがちです。
しかし実は、この“何気ない習慣”が命取りになることがあります。
【第2章】ETCカード挿しっぱなしの「5つの重大リスク」
ここからは、実際に起こりうる“ETCカード挿しっぱなし”のリスクを具体的に紹介していきます。
リスク①:盗難リスクが格段に高まる
ETCカードを挿したまま車を離れた場合、カードごと盗まれる可能性があります。
特に最近の車載器はダッシュボード上や運転席まわりなど“外から見える場所”に取り付けられていることが多く、外からカードが挿さっているか一目瞭然です。
▼実際にある被害例:
- 「車上荒らしにETCカードだけ盗まれた」
- 「車の窓ガラスを割られ、カードが抜き取られていた」
なぜここまで危険なのか?
ETCカードにはクレジットカードの機能がついており、料金支払いがすぐにできてしまうため、盗まれた場合の悪用リスクは非常に高いのです。
リスク②:盗難被害にあっても「補償されない」ケースがある
もっと恐ろしいのは、カード会社の補償対象外になる可能性が高いという点です。
例として「りそなカード」の規約では、次のように記されています。
会員がETCカードを車内に放置していたことにより盗難にあった場合、重大な過失があったものとみなします。
これはつまり、「自己責任で盗まれた」と判断され、被害が補償されないということ。
他のカード会社でも同様の記述があり、カードの挿しっぱなし=過失とされてしまうのが現状です。
リスク③:夏の高温でETCカードが破損する
夏の猛暑が続く車内、ダッシュボードの上に置いたものは60度以上になることも珍しくありません。
ETCカードのICチップは熱に弱く、動作保証温度は45~50度前後とされています。
JAFが行った2023年のテストによると、
- 外気温:34℃
- 車内温度:48℃
- ダッシュボード:57.8℃
という数値が出ています。
この温度で放置されたETCカードは、ICチップの劣化・故障・読み取りエラーを起こしやすくなります。
リスク④:料金所で「読み取りエラー」が発生!ゲートが開かない恐怖
もしも熱や故障でETCカードが正常に作動しなかったらどうなるでしょうか?
料金所でゲートが開かず、急ブレーキやバーとの接触事故が起こる危険性があります。
また、
- 開閉バーを破損してしまう
- 後続車との接触事故
- 不正通行扱い(罰則対象)
といった重大なトラブルに発展しかねません。
リスク⑤:個人情報の流出リスク
ETCカードにはカード番号・有効期限・名前などの個人情報が印字されています。
このカードが車内に残っていれば、盗難→不正利用だけでなく、個人情報の悪用被害にもつながりかねません。
ETCカードの盗難は“物理的な被害”にとどまらず、信用や安全を失う大きなリスクとなるのです。
【第3章】SNSで話題に!実際にあったトラブル体験談
実際にSNS上には、以下のような実体験が投稿されています。
「炎天下の車内に挿しっぱなしでカードが曲がって読み取れなくなった」
「カードが使えず料金所で立ち往生した。後続車からクラクションの嵐…」
「車上荒らしでカード盗まれたけど、補償されなかった」
これらはすべて、“挿しっぱなし”が原因で起こったトラブルです。
【第4章】なぜカードを抜くのが面倒なのか?挿しっぱなしの心理に迫る
心理的に「ETCカードを挿しっぱなしにしたくなる理由」は以下のようなものがあります。
- 忘れないための予防措置
- 毎回抜くのが面倒
- 車を共有しているため出し入れが不便
とはいえ、“利便性のために重大リスクを抱える”のは賢い選択ではありません。
【第5章】安心・安全!ETCカードの正しい使い方とは?
では、どうすれば挿しっぱなしのリスクを避けられるのでしょうか?
✔ ポイント①:毎回「抜き差し」を習慣化
- 車を降りるときは「免許証とセットでカードも抜く」
- ポーチや財布に入れる習慣を持つ
✔ ポイント②:「忘れない工夫」をする
- ダッシュボードに「カード抜き忘れ防止」メモを貼る
- エンジンキーとカードを一緒に管理する
✔ ポイント③:カード収納グッズを活用
- 専用ケース・カードホルダーで整理する
- バッグの決まったポケットに入れる
【第6章】ETCカード以外にも!夏に車内放置してはいけないモノ
ETCカードのほか、以下のようなものも夏場の車内放置はNGです。
- モバイルバッテリー(発火・爆発リスク)
- スプレー缶(破裂・爆発)
- 食品(腐敗・悪臭)
- 精密機器(スマホ、カメラ、PCなど)
高温によって事故や健康被害を引き起こすおそれがあるため、夏場の車内放置は基本的に“何も残さない”ことが理想です。
まとめ:ETCカードを「安全に使う」意識がトラブルを防ぐ!
最後に、この記事の要点を振り返っておきましょう。
| リスク | 内容 |
| ① 盗難 | 外から見えて盗まれやすい |
| ② 補償対象外 | 挿しっぱなしは“重大な過失”扱い |
| ③ 熱による破損 | 動作保証温度を超えると故障リスク |
| ④ 読み取りエラー | ゲートで事故・トラブルの原因に |
| ⑤ 個人情報流出 | 名前や番号を悪用される恐れ |
“たった1枚のカード”でも扱い方ひとつで、あなたの安全・お金・信用に大きな差が出ることを忘れないでください。
ETCカードの抜き差しは、数秒の手間で万が一のリスクを回避できる最良の対策です。
ぜひ今日から実践して、安全・快適なカーライフを送りましょう!








