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「夏に燃費が悪くなる本当の理由とは?エアコン・気温・整備状態がガソリンを減らすワケ」2025.07.01

「夏になるとガソリンの減りが早くなる気がする」…そんなふうに感じたことはありませんか?

実はこの“気のせい”は、気のせいではありません。
夏場は、クルマの燃費が実際に悪化しやすい季節なのです。

暑い時期に車のエアコンを使うのは当たり前。ですが、この冷房が「燃費を下げる要因のひとつ」だと知っていましたか?
さらに、猛暑によってクルマ自体にも見えない負担がかかっており、それがじわじわと燃費に影響を及ぼします。

本記事では、「夏に燃費が悪くなる理由」について、冷房の仕組み、車体へのダメージ、メンテナンス不足などの観点から徹底解説。
後半では、「少しでも燃費を改善する方法」や「夏にこそ必要な車のメンテナンスポイント」についてもご紹介します。

最後まで読むことで、夏のドライブで余計な出費を防ぐヒントがきっと見つかるはずです!


【目次】

  1. 夏に燃費が悪くなるメカニズムとは
  2. エアコンが燃費に与える影響
  3. 暑さによるバッテリー・エンジン・タイヤへの負担
  4. フィルターの汚れが燃費悪化を招く理由
  5. 減速しない「無意識の夏運転」が燃費を下げる
  6. 夏の燃費を改善する7つの対策法
  7. エアコンフィルターはDIYで交換できる!
  8. 夏のクルマ整備で注意すべき3つのチェックポイント
  9. まとめ:夏は「燃費との戦い」!対策すれば防げる

【本文構成】


1. 夏に燃費が悪くなるメカニズムとは

夏になると燃費が落ちる…。でもなぜ?

まず考えられる最大の理由は「カーエアコンの使用量」です。
外気温が35℃を超える中、車内を快適に保つためには冷房の稼働が不可欠になります。
しかし冷房を稼働させるためには「エンジンの力=燃料」が必要。
そのため、冷房を使えば使うほどガソリンを消費する仕組みになっているのです。

さらに、気温が高いことでエンジンオイルやタイヤにも熱的な負荷がかかり、効率が低下。
空気が膨張して空気密度が低下することも、燃焼効率に悪影響を与えます。
つまり、気温・装備・ドライビング環境のすべてが「燃費に不利」なのが夏というわけです。


2. エアコンが燃費に与える影響

冷たい風を出すカーエアコン、そのしくみをご存じですか?

ざっくり言えば、エアコン内部の「コンプレッサー」という装置が、冷媒を圧縮して冷やし、それを車内へ循環させています。
そして、このコンプレッサーは“エンジンの回転力”で動いています。
つまり、エアコンを稼働させればその分、エンジンに負荷がかかり、燃料の消費が増えるのです。

特に猛暑日には、車内温度が50度を超えることも。
その状態から冷やすにはフル稼働が必要になり、より多くの燃料を使うことになります。

さらに、電動コンプレッサーを搭載したハイブリッド車でも、電力供給不足になるとガソリンを使って充電するため、同様に燃費が悪化します。


3. 暑さによるバッテリー・エンジン・タイヤへの負担

夏場の高温環境は、クルマの各部品にとって過酷な状況です。

  • バッテリー:高温になると電解液が劣化しやすく、始動性低下やエアコン負荷に耐えられず性能ダウン。
  • エンジンオイル:粘度が落ち、潤滑性能が低下→摩耗増加→燃費悪化へ。
  • タイヤ:路面温度が高くなるとグリップは上がるが転がり抵抗も増し、燃費に影響。

このように「夏」という季節そのものが、クルマにとって非常に非効率な状態をつくり出すのです。


4. フィルターの汚れが燃費悪化を招く理由

意外と見落としがちなのが「エアコンフィルターの汚れ」。

このフィルターが詰まっていると、空気の流れが悪くなり、冷房効率が大きくダウン。
するとドライバーは、無意識に「風量UP」「温度DOWN」といった設定に頼りがちになります。
これがさらなる電力消費→エンジンへの負荷→燃費悪化を招く…という負の連鎖。

実際、フィルターがホコリや花粉で詰まると、風量が最大で30%以上も低下するというデータもあります。


5. 減速しない「無意識の夏運転」が燃費を下げる

夏は人間も疲れやすい季節。

信号が赤でも「スーッと止まらず惰性で進んで急ブレーキ」なんてこと、思い当たりませんか?
これが“燃費に最悪”です。

エアコン使用中はアイドリング状態でさえ燃料を消費するため、できる限りエンジン負荷を抑える運転が理想。
急発進・急加速・急ブレーキは夏場こそ厳禁。
また、日中の渋滞や長時間のアイドリングも避けたいポイントです。


6. 夏の燃費を改善する7つの対策法

では、具体的にどう対策すればいいのか?

① 日陰に駐車する
② 窓を先に開けて熱気を逃がす
③ エアコンはAUTOよりECOモード活用
④ フィルター交換で風量回復
⑤ エンジンオイルは夏用高温対応タイプに
⑥ タイヤの空気圧はこまめに点検
⑦ ドライブ前に余裕を持ったルート設定

これらを実践するだけでも、ガソリンの減りは抑えられます。


7. エアコンフィルターはDIYで交換できる!

最近はカー用品店やネットで「車種専用フィルター」が安価に入手可能。
交換の手順は車種によりますが、ほとんどがグローブボックス裏にあるタイプで、所要時間は5〜10分程度。

「自分の車の型番+エアコンフィルター交換」で検索すれば、手順動画も見つかります。


8. 夏のクルマ整備で注意すべき3つのチェックポイント

  • 冷却水(LLC)の量と色を確認
  • バッテリーの寿命目安は3年→夏前に点検を
  • タイヤのひび割れや摩耗は「発熱+爆発」の原因に!

夏は、クルマが悲鳴を上げる前にケアすることが大切です。


9. まとめ:夏は「燃費との戦い」!対策すれば防げる

暑さ、冷房、整備不良…すべてが燃費を下げる要因となる夏。

でも、「知っていれば防げる」「準備すれば軽減できる」のが車の世界です。

少しの工夫とメンテナンスで、ガソリン代を大きく節約できるかもしれません。
「夏は燃費が悪くなる季節」とあきらめるのではなく、対策して“燃費と賢く付き合う夏”にしましょう!



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