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真夏の洗車は危険?炎天下でのNG行動と車を傷つけない正しい方法2025.08.01
「炎天下の洗車は気持ちいい!」
もしあなたがそう思っているなら、それは大きな間違いかもしれません。
実は、真夏の炎天下での洗車は、車に深刻なダメージを与えてしまうリスクが潜んでいます。
「でも、どうしてダメなの?」 「暑い日に洗車するときの対策は?」
そんな疑問を抱えているあなたのために、この記事では真夏の炎天下で洗車をしてはいけない理由と、車をキレイに保つための効果的な対策を詳しく解説します。この記事を読めば、あなたの愛車をシミや傷から守りながら、効率よく洗車できるようになります。
なぜ炎天下の洗車はダメなの?車と体に悪影響な4つの理由
真夏の強い日差しの下で洗車をすると、愛車にどんな危険が潜んでいるのでしょうか。ここでは、炎天下での洗車を避けるべき4つの理由を解説します。
1. ボディーが高温になり、水滴が蒸発しやすい
炎天下では、車のボディー表面が驚くほど高温になります。特に黒い車の場合、気温が40℃近くになるとボディー表面は70℃を超えることも珍しくありません。
この高温状態で水をかけると、水滴が瞬時に蒸発してしまいます。
2. イオンデポジットができやすい
洗車に使う水道水には、塩素やカルシウムといったミネラル成分が含まれています。炎天下の高温なボディー表面で水滴が蒸発すると、これらのミネラル成分だけがボディーに残り、ウロコ状の白いシミになって固着します。これがイオンデポジットと呼ばれる現象です。
一度できてしまったイオンデポジットは水分が溜まりやすく、日光によって乾燥と蒸発が繰り返されることで、どんどん硬くなって除去が困難になります。早めに対処しないと、簡単に取れなくなってしまうので注意が必要です。
3. ウォータースポットが発生する
イオンデポジットと似ていますが、さらに厄介なのがウォータースポットです。
これは、ボディーに残った水滴がレンズのように太陽光を集め、ボディーの塗装を焼き焦がしてしまう現象です。リング状のシミとなり、コーティングや塗装の奥深くまで浸食してしまうため、研磨しないと除去できません。
4. 洗剤やワックスのムラができやすい
炎天下での洗車は、使用するカーシャンプーやワックス、コーティング剤の成分がすぐに乾いてしまい、ムラになりやすいというデメリットもあります。
特に、ルーフやボンネットは他の部分より高温になりやすく、乾き方も不均一になりがちです。これにより、せっかくのワックスやコーティングが均一に塗布できず、光沢に統一性がなくなってしまいます。ワックスをかける際は、必ずボディーが冷えた状態で日陰で行うようにしましょう。
さらに、忘れてはいけないのが熱中症のリスクです。
炎天下で長時間作業をすると、めまいや吐き気などの症状を引き起こし、最悪の場合、命に関わることもあります。車だけでなく、あなた自身の健康を守るためにも、炎天下での洗車は避けるべきです。
暑い日の洗車は「時間」と「場所」がカギ!正しい洗車方法
それでも「どうしても暑い日に洗車しなきゃいけない!」という方もいるでしょう。そんな時のために、車にダメージを与えずに洗車するポイントをご紹介します。
1. 早朝や夕方の涼しい時間帯を選ぶ
真夏の洗車は、日中の気温が上昇する前の早朝か、日差しが和らいだ夕方に行うのがベストです。気温が低く直射日光も少ないため、水滴の蒸発やボディーの温度上昇を抑えることができます。
また、曇りの日で風がない状態も洗車に適しています。
2. 部分的に洗ってすぐに流す「スピード勝負」
暑い日の洗車は、いかに手早く作業を終えるかが重要です。
通常、全体に水をかけてからシャンプーで洗うことが多いですが、暑い日はパーツごとに洗うことを意識しましょう。
- まず、タイヤやホイールなど、時間がかかる部分から洗い始めます。
- 次に、ボディーは上から順番に、ルーフ、ボンネット、ドアと、部分ごとに洗ってはすぐに洗い流すという工程を繰り返します。
こうすることで、カーシャンプーや水滴が乾いてシミになるのを防ぐことができます。
3. 洗車グッズを活用して効率アップ
炎天下での洗車は時間との勝負。作業効率を上げるために、洗車グッズを賢く活用しましょう。
- 高圧洗浄機や散水ノズル:強い水流で汚れを一気に洗い流し、シャンプーの泡も素早く落とせます。
- 吸水性の高い大判クロス:拭き取り作業を素早く行うことができます。
これらのアイテムを使うことで、作業時間を大幅に短縮し、シミやムラの発生リスクを抑えることができます。
洗車時の暑さ対策も忘れずに!
愛車を守るだけでなく、あなたの安全も守ることが大切です。
- 日陰で洗車する ガレージ内や建物の日陰など、直射日光が当たらない場所を選びましょう。
- こまめな水分補給と休憩 作業中は定期的に水分を摂り、体調に異変を感じたら無理せず休憩しましょう。
真夏の洗車は、車とあなた自身の両方に大きな負担をかけます。今回ご紹介したポイントを参考に、賢く、そして安全に洗車を楽しんでください。








